財務調査の対象とは?
2024/05/15
「財務調査」は、決算書の適切性を調査するために行うものです。
具体的には、どのような対象に対して行うのでしょうか。
今回は、財務調査の対象について解説します。
財務調査の対象
買収企業
買収企業に対して行う財務調査のことを「M&A」といい「Mergers and Acquisitions」の頭文字からきています。
「企業の合併・買収」を意味し、財務調査は売り手企業に対して買い手企業が行うものです。
買収を検討するにあたって、財務実態の把握を目的としています。
事業再生企業
事業を抜本的に改革し、収益を上げられる体制に改変することを「事業再生」と言います。
しかし事業再生中の企業は、他の企業に合併されることも少なくありません。
合併した企業は事業再生企業を対象に、財務調査を実施します。
財務調査の内容をもとに、不採算事業の撤廃や赤字状態にある事業を見直して、改革を進めていくためです。
専門家の知識と手腕が必要
買収企業と事業再生企業のどちらに対しても、財務調査は慎重に進めなければなりません。
買収・合併のどちらも、自社の財務状況に大きく関わってくるからです。
そのため財務調査を実施する際には、税に関する高度な専門知識が求められます。
さらに、これからどのように事業を展開していくかについて、的確なアドバイスをしてくれる専門家が不可欠です。
財務調査に詳しい税理士であれば、さまざまな問題に合った解決策を講じてくれるでしょう。
まとめ
財務調査の対象となるのは、買収企業と事業再生企業などです。
買収・合併のいずれかによって財務調査の内容は変わってきますので、専門家のサポートが必要でしょう。
立川の『のいけ税理士事務所』では、有資格者が責任を持って対応いたします。
財務調査に関することは、当事務所にお尋ねください。