事業承継で多いトラブルとは?
2024/05/22
「事業承継」とは、経営者が事業を後継者に引き継ぐことを指します。
しかし事業承継にあたって、トラブルが発生するケースも少なくありません。
そこで今回は、事業承継で多いトラブルについて紹介します。
事業承継で多いトラブル
後継者の経営能力
中小企業においての事業承継では、親族に後を譲るケースが最も多いとされています。
その際に起こるトラブルが、後継者の経営能力です。
「これまで会社の経営に携わっていなかった」「経営に関する知識がない」など、事業を承継していく能力が問題視されます。
取引先との関係悪化
事業承継をきっかけに、取引先との関係が悪化するトラブルも多くあります。
主な原因として「先代経営者が事業承継を取引先に伝えていなかった」「後継者が異業種の出身だった」などです。
このような事柄を不快に感じて取引をやめてしまう相手は多く、トラブルに発展するケースがあります。
相続税・贈与税
事業承継の際には、相続税・贈与税に関するトラブルも多く見られます。
経営者の多くは自社株を所有しており、事業承継で株式に関する税が絡んでくるためです。
複数の後継者がいる場合は、経営者に任命されなかった人物が相続権を主張することもあります。
こうしたケースでは、自社株を分散せざるを得ない可能性もあります。
まとめ
事業承継の際には「後継者の経営能力」「取引先との関係悪化」「相続税・贈与税」を原因とするトラブルが起こります。
いずれのトラブルも会社の存続に影響を与えるため、万全の対策が必要です。
立川で事業承継をお考えの際は『のいけ税理士事務所』にお任せください。
事業承継はもちろん、相続・贈与についても幅広い知識を有しておりますので、専門性の高い支援を行います。