事業承継をしないリスクとは?
2024/06/01
現在の経営者が、次の世代へ事業の経営を引き継ぐことを「事業承継」と言います。
事業承継をしないと、どのようなリスクが発生するのでしょうか。
本記事では、事業承継をしないリスクについて解説します。
事業承継をしないリスク
ノウハウ・雇用の消失
これまで事業を続けてきた会社は、さまざまな技術とノウハウを積み重ねています。
事業承継をしないと、優れた技術とノウハウを受け継がずに消失させてしまうでしょう。
さらに従業員が職を失うのも避けられず、経営者としての責任を問われるリスクがあります。
金銭面の負担
廃業には「保有資産の売却」「従業員への退職金の支払い」「解散・清算のための登記費用」といった費用が発生します。
もし会社の資産よりも負債額の方が大きければ、破産手続きも必要です。
これらの問題をすべて解決するには金銭面で大きな負担がかかるため、事業承継をしないリスクは大きいと言えます。
資産への低評価
廃業となれば、会社が所有していたさまざまな資産を売却することになります。
しかし廃業を前提とした売却の場合、安値で取引されるケースも少なくありません。
売却額に大きな差が出ることは、事業承継をしないリスクの1つと言えます。
まとめ
事業承継をしないことによって「ノウハウ・雇用の消失」「金銭面の負担」「資産への低評価」といったリスクが発生します。
これらのリスクを十分に考慮し、事業承継をするかしないかを決めることが重要です。
立川で事業承継に関するご相談は『のいけ税理士事務所』が承ります。
長年にわたって多くのキャリアを積み重ねてまいりましたので、しっかりとサポートいたします。