遺産の分割方法とは
2024/03/01
遺産分割とは、相続人の間で確定的に遺産を分ける手続きのことです。
遺産に対する意見の違いや分け方による格差で、相続人同士のトラブルに発展するケースも少なくありません。
この記事では、遺産の分割方法について解説いたします。
遺産の分割方法
現物分割
現物分割とは現金・土地などの遺産を現物のまま、各相続人で分配する方法です。
現物分割は相続において一般的であり、手続きがシンプルなのが特徴です。
しかし、遺産の価値に偏りがある場合バランスが取りづらく、公平性に欠ける相続になってしまう可能性があります。
換価分割
換価分割とは遺産を売却し、得られた売却金を各相続人で分配する方法です。
現物では分割しにくい遺産や不動産を手放す場合などに、有力な選択肢といえるでしょう。
しかし土地や建物を売却してしまうため、処分費用や譲渡所得税などを考慮する必要があります。
代償分割
代償分割とは遺産を取得した相続人が、ほかの相続人に代償金を払う方法です。
相続税の節税や、公平に遺産分割を行うことが可能です。
しかし相続人に代償金を支払うだけの十分な資金が必要なことや、代償金の決め方でトラブルになる可能性があります。
また、贈与税・所得税が課せられる場合もあります。
まとめ
遺産分割には、現物分割・換価分割・代償分割といった方法があります。
これらの方法は、遺産の種類や相続人の状況によって適切に使い分けることが大切です。
トラブルを避けるためにも、相続人全員が納得できる最適な分割方法を検討しましょう。
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