一物五価とは
2024/03/21
土地の価格はどのような基準で決まるのか、ご存じですか。
一物五価という言葉で表現され、五つの視点から土地の価値を金額で表していきます。
この記事では、五つの価値について紹介していきますのでぜひご参照ください。
一物五価の五つの価値とは
公示地価
地価公示法に基づき公表されている、標準地の単位面積当たりにおける目安の価格です。
土地収用の公平性や妥当性を維持するために、国土交通省の土地鑑定委員が毎年調査を行っています。
標準地価
選定された基準値で判定された、当該基準地の単位面積当たりにおける標準価格です。
公示地価と類似していますが、実施主体が都道府県で国土利用計画法施行令に従い調査を行っています。
相続税路線価
国税庁が年に一度算出しており、相続税や贈与税を計算する際に使用する価格です。
路線価方式で土地の価格を計算しますが、道路に面していない土地に関しては倍率方式を使用して評価を行います。
固定資産税路線価
地価公示価格や地価調査価格・不動産鑑定評価価格を基準に、道路へ付けられた価格のことです。
他の価値とは異なり、市町村によって三年に一度公表されます。
実勢価格
目安の価格ではなく不動産取引の中で、実際に売買された価格のことです。
最終的に取引が成立した価格を示しているので、公表されている地価や売り出し価格と異なる可能性があります。
まとめ
一物五価の五つの価値は、公示地価・地価調査・路線価・固定資産税路線価・実勢価格です。
土地の価格は目に見えないので、目安となるこれらの価値を参考にすることで、売り出しや相続時の金額決定につながります。
相続や贈与など税務関連でのお悩みやご不安がある際は、立川にある『のいけ税理士事務所』までご相談ください。
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